頭皮のヘアサイクルや生理的脱毛について

2020年1月9日

人間の髪には成長期(約2~6年)、退行期(約2週間)、休止期(約3~4ヶ月)といったヘアサイクルがあるので、永遠に成長し続けるわけではありません。

成長期に髪が太く長く育ち、退行期には成長が緩やかになり、休止期には古い髪は抜け落ち新しい髪に生え変わる仕組みです。

AGA(男性型脱毛症)や生活習慣によって、ヘアサイクルが乱れると、成長期が約1年未満まで短くなり、抜け毛が増えてしまいます。

 

今回は頭皮のヘアサイクルの仕組みや生理的脱毛について解説していきます。

 

ヘアサイクルにおける生理的脱毛

生理的脱毛とは休止期の髪の成長が止まり、やがて抜け落ちていくことです。

髪は成長期の間に太く長く成長していきます。退行期には脱毛の準備のため毛玉が退縮し、休止期には完全に成長が止まり抜けやすい状態となります。

そして再び成長期の新しい髪が生えてくるのです。

 

抜け毛と聞くとネガティブなイメージを持つ方が多いと思いますが、髪は毎日100本ほど抜けます。

正常なヘアサイクルでも毎日100本ほど抜けるため、特に心配することがない場合がほとんどです。

 

しかし脱毛量が多い場合はAGAの可能性が出てきます。

 

薄毛を引き起こす脱毛

AGAになると通常2~6年ほどある成長期が数か月~1年まで短くなり、ヘアサイクルが大幅に短縮されます。要するに成長期が短いため、細く弱い髪が育つようになり、脱毛量が増えるようになります。

 

AGAの発症の流れは、5aリダクターゼが男性ホルモンの一種であるテストステロンと結合することで、ジヒドロテストステロンへと変化し、AGAを引き起こします。

ジヒドロテストステロンの影響により、ヘアサイクルの成長期が大幅に短縮されることで脱毛が起こるのです。

 

またヘアサイクルの乱れはAGAによるものだけではありません。

生活習慣が乱れたり、ストレスによってもヘアサイクルは乱れます。この場合は生活習慣を整えることでも薄毛の改善につながるので、まずは自身の生活習慣を見直し、なるべくストレスをためない生活を心がけましょう。

 

抜け毛が多くても薄毛になるとは限らない

大量に抜け毛が増えても、薄毛にならない場合もあります。

例えば前述した生理的脱毛や、AGA治療薬の投薬直後(1~2ヶ月後)には初期脱毛が起こります。

初期脱毛は乱れたヘアサイクルを整えるために、いったん休止期へ移り、そしてそこからは再び健康な髪が生えるようになります。要するにAGA治療開始後の初期脱毛は、治療が効果的に効いている証で喜ばしいものと言えるでしょう。

 

抜け毛が増えてきたからといって、必ずしもAGAであるわけではないので、不安な方は一度専門クリニックにて診察を受けてみましょう。

治療の前に事前カウンセリングを行っているクリニックも多く、そこで不安な事は何でも聞けます。

また「クリニックに通うほどじゃないけど将来不安がある」という方は適度な運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠をこころがけるようにしましょう。

それだけでも薄毛対策につながるので、できることから始めてくださいね。